IAM & アクセス制御
- Q: 明示的
Deny
と暗黙的Deny
が競合したら?
A: 明示的Deny
が最優先し、許可は無効になる。 - Q: IAM ロールの 信頼ポリシーは何を定義する?
A: そのロールを 誰がsts:AssumeRole*
できるか を定義。 - Q: Permissions Boundary の用途は?
A: 権限の 上限を制限して意図しない権限昇格を防ぐ。 - Q: IAM Access Analyzer が検出するのは?
A: 外部(別 AWS アカウント/パブリック)へアクセスを許可する リソースベースポリシー。 - Q: IAM Identity Center で外部 IdP を使う要件は?
A: SAML 2.0 または OIDC 対応 IdP(Okta, Azure AD など)と連携。 - Q: Roles Anywhere の特徴は?
A: オンプレ / 他クラウドの X.509 証明書で IAM ロールを一時取得。 - Q: サービスにロールを渡す際に必要な権限は?
A:iam:PassRole
。 - Q: エンドポイントに
aws-us-gov
が入る環境は?
A: AWS GovCloud (US)。 - Q: Service Control Policy (SCP) の適用単位は?
A: OU またはアカウント。 - Q: 条件キー
aws:SourceVpce
の意味は?
A: 特定 VPC エンドポイント経由のみ許可。
AWS KMS
- Q: 自動ローテーションできる CMK は?
A: AWS 管理キーとユーザー作成の 対称キー(365 日ごと)。 - Q: CreateGrant を使う利点は?
A: キーポリシーを変えずに 短期・粒度細かなアクセス委譲。 - Q: 条件
kms:GrantIsForAWSResource = true
の目的は?
A: AWS サービスが自動生成したグラントだけを許可。 - Q: カスタムキーストアが必要な場面は?
A: キーを CloudHSM (FIPS 140-2 Level 3) で完全隔離したい時。 - Q: External Key Store (XKS) の典型ユースケースは?
A: 銀行などが オンプレ HSM にキーを保管しつつ AWS を利用。
Amazon S3
- Q: Block Public Access を 1 つでも ON にすると?
A: その範囲の ACL/ポリシーによるパブリック許可が無効化。 - Q: SSE-KMS を選ぶ主なメリットは?
A: キー個別管理・アクセス監査と 自動ローテーション。 - Q: Pre-Signed URL が使う署名方式は?
A: SigV4。 - Q: S3 アクセスポイント が便利なシナリオは?
A: 大規模/マルチテナントで個別ポリシーを簡潔化したい場合。 - Q: Object Lock (WORM) を有効にする前提は?
A: バケットの バージョニング有効化。
CloudTrail & ロギング
- Q: Organization Trail を有効化する利点は?
A: 全アカウントで 一元設定・無効化不可の強制力。 - Q: CloudTrail Insight が検出するのは?
A: 通常パターンから逸脱した API コールスパイク。 - Q: CloudTrail の ログファイル検証は何を提供?
A: ハッシュ署名で 改ざん検知。 - Q: Data Events が課金対象になる操作例は?
A:GetObject
(S3)、InvokeFunction
(Lambda)など。 - Q: CloudTrail Lake の主目的は?
A: ログを 最長 7 年保持 + SQL で調査。
GuardDuty
- Q: VPC Flow Logs をデータソースにすると?
A: ネットワーク脅威検知(ポートスキャン等)が可能。 - Q: S3 Protection が検出するのは?
A: 不審な S3 アクセスパターン。 - Q: 重大度 “High” の例は?
A: IAM 資格情報の盗用が検知された場合など。 - Q: EKS Runtime Monitoring が使う技術は?
A: eBPF。 - Q: マルチアカウントで集中管理するロールは?
A: GuardDuty 管理アカウント。
Security Hub
- Q: デフォルト有効の標準は?
A: AWS Foundational Security Best Practices。 - Q: カスタムインサイトとは?
A: 条件で Findings を集約するビュー。 - Q: 自動修復ワークフローの代表統合は?
A: EventBridge → Systems Manager Automation。 - Q: 跨アカウント統合の前提は?
A: すべてのアカウントで Security Hub 有効化。
Amazon Inspector
- Q: Inspector V2 のスキャン対象 3 つは?
A: EC2、ECR イメージ、Lambda 関数。 - Q: CVSS 9.8 の脆弱性は重大度いくつ?
A: Critical。 - Q: Lambda スキャンのトリガーは?
A: 新バージョン発行時。 - Q: SNS へ直接通知するには?
A: Inspector イベントを EventBridge でルーティング。
Amazon Macie
- Q: Macie が自動検出するのは?
A: PII や財務データ 等。 - Q:
One-time
vsScheduled
ジョブの違いは?
A: 単発実行か定期実行か。 - Q: 検出抑制はどう行う?
A: カスタムルールで除外条件を定義。
WAF & Shield
- Q: WAF の Default Action “Block” の影響は?
A: ルールにヒットしないリクエストも すべて拒否。 - Q: Rate-Based Rule の計測単位は?
A: 5 分窓の IP 別リクエスト数。 - Q: Shield Advanced の特典例は?
A: DDoS コスト保護(拡張費用のクレジット)。
AWS Network Firewall
- Q:
aws:drop_established
の効果は?
A: 既存コネクションを 即時ドロップ。 - Q: L7 検査にはどのルールタイプ?
A: Stateful (Suricata 互換) ルール。 - Q: 集中管理で一般的な配置は?
A: 検査用サブネット + Transit Gateway。
Verified Access & Permissions
- Q: AWS Verified Access の主目的は?
A: ゼロトラストで Web アプリを保護。 - Q: ポリシー評価言語は?
A: Cedar。 - Q: Verified Permissions のモデルは?
A: PBAC (Policy-Based Access Control)。
Secrets Manager & Parameter Store
- Q: Secrets Manager で自動化できる機能は?
A: シークレットローテーション Lambda。 - Q:
/prod/db/password
のような階層命名の利点は?
A: 名前空間分離と 一括操作。 - Q: Parameter Store Advanced Tier のメリットは?
A: サイズ上限 64 KB、履歴制限緩和。
Systems Manager
- Q: Session Manager の通信ポート要件は?
A: 443/TCP だけ開放すれば良い。 - Q: Patch Manager の“スキャンのみ”とは?
A: 評価レポート生成のみでパッチは適用しない。
コンテナ & Compute
- Q: IRSA の利点は?
A: Pod 単位で 最小権限 IAM ロールを付与。 - Q: ECR で
pull
だけ許可するアクション群は?
A:ecr:Get*
,ecr:BatchCheckLayerAvailability
,ecr:Describe*
。 - Q: Lambda 環境変数を暗号化する手順は?
A: 関数に KMS キーを関連付け暗号化保存。 - Q: サンドボックス強化の機能例は?
A: Code Signing や SnapStart。
VPC & ネットワーク
- Q: Security Group が “stateful” とは?
A: 戻りトラフィックを自動許可。 - Q: Network ACL の評価順序は?
A: ルール番号昇順で最初にマッチしたもの適用。 - Q: VPC Flow Logs の
REJECT
は何を示す?
A: SG/NACL/IGW で拒否されたパケット。 - Q: Network Firewall と GWLB を並列挿入する利点は?
A: マネージド FW + サードパーティ IPS を同時活用。 - Q: VPC エンドポイントポリシーで S3 を縛るキーは?
A:s3:ResourceAccount
など。
ハイブリッド接続
- Q: Direct Connect MACsec が提供するのは?
A: 物理回線レイヤーの 暗号化 (IEEE 802.1AE)。 - Q: VPN で静的ルート不要になる条件は?
A: BGP 動的ルーティング。
DB & ストレージ
- Q: 暗号化 RDS スナップショット共有の制限は?
A: 同リージョン & 同アカウント or KMS キー共有が必要。 - Q: RDS IAM 認証の弱点は?
A: 署名トークンが 12 時間で失効。 - Q: DynamoDB PITR の最短復元粒度は?
A: 秒単位(最大 35 日前)。 - Q: Glacier Instant Retrieval の復旧時間は?
A: ミリ秒レベル。
コンテンツ配信
- Q: OAC が OAI と異なる点は?
A: SigV4 + IAM ロールで バケット以外のオリジンも保護。 - Q: Field-Level Encryption の復号場所は?
A: アプリケーションサーバ側。
監査 & ガバナンス
- Q: Config ルール
bucket-public-read-prohibited
の検出は?
A: public-read ACL が付与された S3 バケット。 - Q: Conformance Pack の利点は?
A: 複数 Config ルール+修復を 1 テンプレで適用。 - Q: Control Tower ガードレール
DISALLOW_S3_PUBLIC_ACCESS
の仕組みは?
A: SCP + Config で強制 & 監視。
イベント統合
- Q: クロスアカウント EventBridge 共有の方法は?
A: リソースベースポリシーでevents:PutEvents
を許可。 - Q: EventBridge の個人情報を守る暗号化は?
A: カスタム KMS キー。
モニタリング & インシデント
- Q: CloudWatch Logs を SSE-KMS でエクスポートする方法は?
A: Kinesis Firehose 経由で SSE-KMS を設定。 - Q: AWS Detective が関連付ける主なデータは?
A: VPC Flow Logs, CloudTrail, GuardDuty など。 - Q: Incident Manager の自動起動トリガー例は?
A: SNS, EventBridge, CloudWatch アラーム。
ベストプラクティス雑多
- Q: SQS SSE 有効化時の追加コストは?
A: KMS API コール。 - Q: Organizations 復旧手順に必要な権限は?
A:organizations:DescribeOrganization
。 - Q: EBS デフォルト暗号化の設定単位は?
A: アカウント & リージョン。 - Q: 未関連付け EIP の課金は?
A: 有料。 - Q: OpsCenter が自動リンクする関連項目は?
A: CloudWatch アラーム, Config ルール, Incidents 等。 - Q: AWS Artifact で取得できる証明書例は?
A: SOC 1, ISO 27001 など。 - Q: 「キーポリシーが優先」の意味は?
A: キーポリシーが拒否すれば IAM で許可しても無効。 - Q: Aurora 暗号化クラスターの必須条件は?
A: すべてのインスタンスとバックアップが暗号化。 - Q: Firewall Manager が自動展開できるサービスは?
A: WAF, Shield Advanced, Network Firewall 等。 - Q: Access Analyzer “Policy Validation” が指摘するのは?
A: ワイルドカードや未使用アクションのリスク。 - Q: Trusted Advisor の代表的セキュリティチェックは?
A: S3 公開バケット, ルートアカウント MFA。 - Q: cfn-guard の用途は?
A: IaC テンプレのセキュリティ基準検証。 - Q: QuickSight Row-Level Security で使う仕組みは?
A: アクセス許可テーブル。 - Q: Backup Vault Lock の特徴は?
A: WORM 保護 & 削除禁止。 - Q: ECS Task Role と Execution Role の違いは?
A: TaskRole=アプリ用、ExecutionRole=ECS エージェント用。 - Q: Kinesis Data Streams の暗号化 ON/OFF 切替の制約は?
A: 動的切替可能(再作成不要)。 - Q: AWS Glue で暗号化できる 2 つの対象は?
A: データカタログと ジョブログ。 - Q: CodePipeline Artifact Store の既定暗号化方式は?
A: S3 + SSE-KMS。 - Q: Step Functions
sync:
パターンの注意点は?
A: 最大実行 1 年 & 待機課金増。 - Q: 共有責任モデルで顧客側が担う例は?
A: データ暗号化設定 / IAM 管理 / アプリ脆弱性対策。
使い方メモ
- 赤シート勉強法:質問文だけ読んで即答 ➔ 答え確認。
- 苦手番号ピックアップ:自分専用ミニテストを作成。
- 試験直前:間違えた Q だけ 3 周。
健闘を祈っています。ほかに分野別の掘り下げや追加カードが必要でしたらお知らせください!